2026年3月14日(土)
井上彩香(いのうえあやか) 先生
(KTSアナウンサー)
テーマ「マスコミと災害」

「KTSライブニュース」のキャスター、防災士、KTS防災プロジェクトリーダー。毎月の防災CM作成やイベントで防災を呼びかけるコンテンツを展開。今日は、テレビ局が災害報道に当たって、どんなことを感じながらどんな動きをしているか、防災士として伝えたいこと、自分の命を守るための手助けになればとの思いで話す。
テレビ局の災害時の勤務体制、台風の接近・直撃が予想される場合、報道部・アナウンサーは24時間体制。①中継クルー、②本社待機ENGクルー、③L字対応スタッフ、④ニュースカットイン要員(アナウンサー)等々を説明。全員出社基準、地震は県本土で震度5弱以上、津波は津波警報以上、噴火は県本土の火山で噴火警戒レベル4以上。「忘れなければ災害は防げる」という言葉を大切にしている。去年、鹿児島で起きた自然災害、6月に霧島連山・新燃岳が7年ぶりに噴火、7月に噴煙が5000mまで。6月以降トカラ列島で群発地震、7月に島民の島外避難。8月に大雨が霧島市、姶良市に。台風12号の影響で南さつま市加世田川氾濫、2人死亡、JR肥薩線土台流出。鹿児島の過去の大災害の動画紹介、針原土石流災害(1997.7)21人死亡、県北部豪雨災害(2006.7)5人死亡。情報を伝える際の注意点、〇むごい映像は見せる(生々しい話はそのまま伝える)、〇言葉に嘘をなくす、「人に行動を起こさせる説得力を持って伝えられるかどうか」。プライベートでも被災地に足を運ぶことを大事に。2017年の九州北部豪雨の現地取材で学んだことは、〇「正常化の偏見」(自分だけは大丈夫)、〇土砂の撤去作業はすぐ始まらない、〇地域の過去の災害を知っているか、〇避難所に行くのが絶対安全とは言い切れない。霧島市で災害ボランティアに参加、道が土砂に塞がれ10日後にボランティア、それでもこの場所に住みたい葛藤。
防災士になったきっかけは熊本地震。ニュースキャスターとしての呼びかけ「事後ではなく事前に」。防災士の必要性は①初動を早く、②地域リーダー、③日頃の啓発、④報道番組。
防災士の報道キャスターとして、〇災害時のアナウンスコメント作成、〇鹿児島大学の井村隆介准教授の「ぼうさいの時間」にKTSライブニュースで月1回特集を放送、コンセプトは「親子で学ぶ防災」。映像の紹介。
