9月講座紹介 (9/7, 9/14)

 

①2019年9月7日(土) 14時〜 
「論語講読」
講師:大渕 貴之(鹿児島大学教育学部准教授)
場所:鹿児島大学共通教育棟2号館213号室

(講師紹介)
昭和54年、福岡県柳川市生まれ。
九州大学文学部卒業後、熊本県立玉名高等学校教諭を経て九州大学大学院人文科学府修士課程に進学。
同大学院博士後期課程を単位取得退学後、九州大学非常勤講師、同大学院人文科学研究院専門研究員、国立歴史民俗博物館共同研究員として教育・研究に従事する。
専門中国文学。特に歴代王朝勅撰の百科全書(「類書」と呼ばれる)について、編纂の背景や伝存文献の本文について研究を行う。
平成25年4月に鹿児島大学教育学部に着任。
平成23年度日本中国学会賞、平成24年度九州大学大学院府長大賞を受賞。

講師より

「郷土の文化的伝統を守る論語購読」
造士館講座「論語購読」で使用するテキストは、鹿児島の藩校造士館で用いられた薩摩版『論語集注』です。
『論語』に関する市民向け講座は、全国各地で行われておりますが、本講座のように土地の藩校で用いられた版本に基づいて、読み進める取り組みは、他に例を見ないと思われます。仮に講座の目的が『論語』を学ぶことのみにあるのであれば、近年刊行の訳注書等をテキストに用いる方が,分かりやすく、手軽であるのでしょう。しかし、本講座は『論語』を学ぶと同時に、『論語』を学んでいた郷土の伝統を学ぶことを目的としています。如何に優れた文化的伝統も、それを継承する不断の努力があって初めて息を保ち続けます。
本講座はまさに鹿児島の文化的伝統を守り、次代に継承せんとする市民の皆さまの崇高な志により支えられています。

 

2019年9月14日(土) 14時〜
「現代の子どもとわらべ歌」
講師:小山 眞規子(わらべ歌講師)
場所:農・獣医共通棟101

(講師紹介)

=経歴=
広島大学大学院教育研究科 教科教育学専攻・博士課程前期修了教育学修士

鹿児島女子短期大学助手、かごしまコダーイわらべうた講師

鹿児島女子短期大学、鹿児島短期大学、鹿児島国際大学音楽科非常勤講師を経て現在、龍桜高等学校保育専攻科非常勤講師

 

=その他の役職=
コールひばり指揮者
かごしまコダーイ芸術教育研究所わらべうた講師
日本コダーイ協会理事 日本コダーイ協会機関紙編集委員長

かごしまコダーイ芸術教育研究所、福岡芸術教育研究所、全国わらべうたの会

日本コダーイ協会、国際コダーイ協会 会員
久保けんお顕彰会事務局

 

=業績・著書=

・達成目標を明確にした「音楽科授業改造入門」千成俊夫編著 明治図書 分担執筆
・小学校教師のための「音楽科授業づくり入門」3冊組 音楽之友社

・楽しい実践50のヒント 吉田 孝 他著 分担執筆

 

=2016年度以降の業績「論文・研究発表など」=

・2017年3月 「南日本のわらべうたー久保けんおの理論からー」

ハンガリー音楽教育研究会セミナー 2016年度研究会にて紙面発表

・2018年8月 国際コダーイ協会 国際シンポジューム カナダ大会
 ワークショップ「日本の伝承の歌遊びと伝承の歌を歌いましょう」プレゼンターとして参加し、日本のわらべうたを紹介(日本コダーイ協会機関紙に報告)

・2018年8月 日本コダーイ協会 全国大会(福井)

   パネルデスカッション「教育現場で生かされるコダーイメソッド」

   パネリストとして、保育現場の現状を警告