10月から「論語講読」に新しい講師をお迎えしました。
リニューアルした論語講読のレポートをお届けします。
主催者
2019年10月19日(土)
神鷹徳治先生
(明治大学名誉教授)
テーマ「論語講読」
北京大学に留学された大渕貴之先生(鹿児島大学准教授)の後を受けて、神鷹徳治先生が来年3月まで本講座を担当されます。テキストは、これまでと同じ、藩校造士館で使用された薩摩版『論語集註』です。「衛霊公篇第15」から入りました。
漢文を日本の古典としてとらえ、これまで「論語」がどのように読まれ、理解されてきたかを、ご自身の研究成果を基に、かつ豊富な体験を交えながらご講義いただきます。
まずは私たちを漢字の世界に誘い、漢字の成り立ちや読み方を通して漢字の世界に遊ぶ面白さを教えていただきました。文意を逐一(漢字の持つ意味や、それを生かした読み方等)丹念に追いながら、孔子と彼を取り巻く人物たちを浮き彫りにしていただきました。丁寧で分かりやすいご講義に感謝いたしますとともに、次回を楽しみにしております。