4月講座紹介 (4/17, 4/24)

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①2021年4月17日(土) 14時〜 
「論語講読」
講師:大渕 貴之先生(鹿児島大学教育学部准教授/博士(文学・九州大学)
場所:鹿児島大学共通教育棟2号館213

経歴 

 

 昭和54年、福岡県柳川市生まれ。

九州大学文学部卒業後、熊本県立玉名高等学校教諭を経て九州大学大学院人文科学府修士課程に進学。同大学院博士後期課程を単位取得退学後、九州大学非常勤講師、同大学院人文科学研究院専門研究員、国立歴史民俗博物館共同研究員として教育・研究に従事する。

専門中国文学。特に歴代王朝勅撰の百科全書(「類書」と呼ばれる)について、編纂の背景や伝存文献の本文について研究を行う。

平成25年4月に鹿児島大学教育学部に着任。 

平成23年度日本中国学会賞、平成24年度九州大学大学院府長大賞を受賞。

 

講師の声

郷土の文化的伝統を守る論語講読

 

造士館講座「論語講読」で使用するテキストは、鹿児島の藩校造士館で用いられた薩摩版『論語集注』です。

『論語』に関する市民向け講座は、全国各地で行われておりますが、本講座のように土地の藩校で用いられた版本に基づいて、読み進める取り組みは、他に例を見ないと思われます。仮に講座の目的が『論語』を学ぶことのみにあるのであれば、近年刊行の訳注書等をテキストに用いる方が,分かりやすく、手軽であるのでしょう。しかし、本講座は『論語』を学ぶと同時に、『論語』を学んでいた郷土の伝統を学ぶことを目的としています。如何に優れた文化的伝統も、それを継承する不断の努力があって初めて息を保ち続けます。

本講座はまさに鹿児島の文化的伝統を守り、次代に継承せんとする市民の皆さまの崇高な志により支えられています。

 

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2021年 4月24日(土) 14時〜
「日本財界の両雄、五代友厚と渋沢栄一」
講師:原口泉先生(志學館大学教授・鹿児島大学名誉教授)
場所:鹿児島大学共通教育棟2号館211号室

 

 

経歴

 

NHK大河ドラマ「翔ぶが如く」「琉球の風」「篤姫」「西郷どん」朝ドラ「あさが来た」映画「天外者(てんがらもん)」の時代考証を担当。日本近世・近代史を専門とし、東アジア諸地域とのつながりの中で、薩摩藩の研究に取り組む。

2011年より志學館大学人間関係学部教授兼法学部教授。2012年より鹿児島県立図書館長兼務。鹿児島大学名誉教授。鹿児島大学焼酎発酵学教育研究センター客員教授。鹿児島大学ゲスト講師。

第50回MBC賞・第70回日本放送協会放送文化賞・第78回西日本文化賞受賞。

 

■職歴・経歴

米国ネブラスカ州立大学付属ハイスクールと鹿児島県立甲南高校卒業。東京大学文学部国史学科、同大大学院修士課程修了(文学修士)。同博士課程2年を終えて(単位取得)、1979年鹿児島大学法文学部に赴任。 1998年より教授。

生涯学習教育研究センター長を兼務。鹿児島県文化協会会長。

国内はもとより、英・仏・伊・米・ブラジル・ベトナム・シンガポール・台湾・韓国など各地で講演。

鹿児島大学のほか、琉球大学・沖縄国際大学・沖縄大学・長崎大学・同志社大学・北海道教育大学・シンガポール大学・韓国仁荷大学校(仁川)・サンノゼ州立大学・スタンフォード大学・サンカルロス大学(ブラジル)・中国清華大学(北京)・南開大学(天津)・遼寧大学(潘陽)など各大学など講義・講演。

2005年3月まで放送大学客員教授。

 

■近年の主な著書(単独)

・女城主「直虎」の謎 海竜社           2017年

・西郷(せご)どんとよばれた男 NHK出版      2017年

・大西郷遺訓 中公クラシックス 中央公論新社        2017年

・西郷隆盛53の謎 海竜社            2017年

・西郷家の人びと  角川書店           2017年

・西郷隆盛はどう語られてきたか 新潮文庫     2018年

・近代日本を拓いた薩摩の二十傑 燦燦舎      2019年

・薩摩藩と明治維新 志學館大学出版会       2019年

・渋沢栄一『論語と算盤』を読む 幻冬舎      2021年2月

 

 

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