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①2020年11月7日(土) 14時〜
「論語講読」
講師:大渕 貴之先生(鹿児島大学教育学部准教授/博士(文学・九州大学))
場所:鹿児島大学共通教育棟2号館213
経歴
昭和54年、福岡県柳川市生まれ。
九州大学文学部卒業後、熊本県立玉名高等学校教諭を経て九州大学大学院人文科学府修士課程に進学。同大学院博士後期課程を単位取得退学後、九州大学非常勤講師、同大学院人文科学研究院専門研究員、国立歴史民俗博物館共同研究員として教育・研究に従事する。
専門中国文学。特に歴代王朝勅撰の百科全書(「類書」と呼ばれる)について、編纂の背景や伝存文献の本文について研究を行う。
平成25年4月に鹿児島大学教育学部に着任。
平成23年度日本中国学会賞、平成24年度九州大学大学院府長大賞を受賞。
講師の声
郷土の文化的伝統を守る論語講読
造士館講座「論語講読」で使用するテキストは、鹿児島の藩校造士館で用いられた薩摩版『論語集注』です。
『論語』に関する市民向け講座は、全国各地で行われておりますが、本講座のように土地の藩校で用いられた版本に基づいて、読み進める取り組みは、他に例を見ないと思われます。仮に講座の目的が『論語』を学ぶことのみにあるのであれば、近年刊行の訳注書等をテキストに用いる方が,分かりやすく、手軽であるのでしょう。しかし、本講座は『論語』を学ぶと同時に、『論語』を学んでいた郷土の伝統を学ぶことを目的としています。如何に優れた文化的伝統も、それを継承する不断の努力があって初めて息を保ち続けます。
本講座はまさに鹿児島の文化的伝統を守り、次代に継承せんとする市民の皆さまの崇高な志により支えられています。
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②2020年 11月21日(土) 14時〜
「続『驚きの建築と町、かごしま』」
講師:揚村(あげむら)固(かたむ)先生(鹿児島県立短期大学名誉教授)
場所:鹿児島大学共通教育棟2号館211号室
経歴
[職歴]
1975年 鹿児島大学工学部建築科助手
1991年 東京大学生産技術研究所研究員
1996年 鹿児島県立短期大学助教授
2002年 鹿児島県立短期大学教授
2016年 鹿児島県立短期大学名誉教授
[社会活動等]
鹿児島国際大学非常勤講師(2017~)
鹿児島県文化財保護審議会委員(2012~)
鹿児島市文化財審議会委員(2011~)
鹿児島県建築士会ヘリテージマネジャー養成講座講師(2015~)
鶴丸城御楼門復元建設協議会アドバイザー(2015~)
鶴丸城御楼門復元建設協議会専門家委員会委員(2015~)
[専門領域]
住居史・建築史・都市史
[著書等]
「騒乱日本の建築第9巻九州・沖縄編」昭和63年2月新建築社
「清色城と入来麓武家屋敷群」平成元年12月(財)日本ナショナルトラスト
「歴史の町並み再発見、九州・沖縄・山口・島根」平成5年9月葦書房
「歴史の町並みpart2、Fukuoka Style Vol.13」平成8年1月、福博総合印刷
「日本の民家調査報告書集成」平成10年11月,東洋書林
「近世社寺建築調査報告書集成、第20巻、九州地方の近世社寺建築2」平成15年9月、東洋書林
「旧鹿児島刑務所正門」平成27年3月、鹿児島県文化財調査報告書、第61集
「郡山八幡社所蔵の『焼酎』文字記載墨書木片」平成26年3月鹿児島県文化財調査報告書第61集
「お長屋」平成27年3月鹿児島県文化財調査報告書第62集
「正八幡宮造替の石燈籠」平成26年3月鹿児島県文化財調査報告書第60集
「鹿児島城『御樓門』の復元的研究」平成22年3月、鹿児島県立短期大学紀要第61号
「九州・鹿児島の石造アーチ橋」平成21年3月歴博第155号
「江戸期の外城城下絵図」平成13年12月鹿児島県立短期大学紀要第52号
「台明寺日枝神社」平成29年3月鹿児島県文化財調査報告書第63集
「旧東郷医院」平成30年3月鹿児島県文化財調査報告書第64集